ハンフリー自動視野計(SITA Faster搭載機)を新規設置しました。

この度浅田眼科ではハンフリーフィールドアナライザー HFAⅢ840(HFA: Humphrey Field Analyzer)を新規購入し設置いたしました。視野検査は緑内障の進行を判定する上で非常に重要な検査であり、ハンフリー視野計は眼科において静的視野検査の代表的検査機器です。結果が数値化されるため、視野検査のゴールドスタンダードになっています。当院ではこれまでも静的視野計として他の機器を使用しておりまたが、今回購入したHFAⅢ840は最新モデルとなっています。

ハンフリーは、モードを切り替えることで、10°、24°、30°、エスターマンなどの計測方法があり、中心から10度以内の視野を図るときには、10-2, 24度以内の視野測定には24-2,30度以内の視野測定には30-2が主として用いられます。そのほか、周辺視野を検査するエスターマンなどの特殊検査があります。

閾値測定プログラムには、SITA-Standard、あるいはSITA-FASTが一般的でしたが、今回購入した機種では検度査精度を保持しながらも、より早い視野検査を可能能としたSITA Fasterが搭載されており、視野検査の流れがよりスムーズになりました。検査時間がSITA Standardと比較して約50%、SITA Fastと比較して約30% 短縮されます。

さらにHFAⅢ840では中心24-2の10度内に検査点10点を追加したプログラム24-2Cを搭載しており、QOV(Quality Of Vision:視力の質)の低下を起こす中心視野欠損を起こしやすい緑内障の方において、詳細な中心視野検査を可能とします。